freebsd-ports/japanese/rxvt/files
Seiichirou Hiraoka 50628affd3 Update to 2.6pre2.
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1999-02-12 05:56:21 +00:00
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rxvt-2.4.9のportについて
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目次:

  1. 概要
  2. portに含まれているパッチによって追加されている機能
  3. 日本語の表示
  4. 日本語入力の方法
  5. 背景に画像を張り付ける
  6. マニュアルには書かれていない .Xresourcesの設定
  7. 問題点
  8. その他いろいろ

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1. 概要

このportを使ってインストールしたrxvtは、kinput2やVJE-Deltaなどの
X Input Method Protocolをサポートしているinput methodで
OverTheSpotスタイルで日本語を入力する事ができます。
このREADMEでは、日本語の表示や入力に関する説明をします。


2. portに含まれているパッチによって追加されている機能

このportに含まれているパッチによってrxvtに追加されている機能は以下の通りです。

  OverTheSpotスタイルで日本語入力が可能
  rxvtを起動した後にinput methodを起動してinput methodが有効になる
  一旦input methodを殺してから再び起動してinput methodが有効になる
  .Xresources でinput methodと入力のスタイルを指定可能 (OverTheSpot, Root)


3. 日本語の表示

このportでコンパイルしたrxvtはデフォルトの状態で
日本語(文字コード ISO-2022-JP, 日本語EUC)を表示できます。
デフォルトではシフトJISは表示する事ができません。
シフトJISを表示したい場合は、コマンドラインのオプションで
-km sjis を付けて起動します。

(例)
% rxvt -km sjis &

起動する時にいちいちオプションを付けるのが面倒な場合は、
ホームディレクトリの .Xresources に以下のように書いておきましょう。

(例)
Rxvt*multichar_encoding: sjis

表示する文字コードをシフトJISにすると逆に日本語EUCを表示する事が
できなくなります。ISO-2022-JPでは表示できます。
表示する文字コードがシフトJISの時はkinput2などで日本語を
入力する時に文字を確定すると文字が読めなくなってしまいます。


4. 日本語入力の方法

例えば、kinput2を使って日本語を入力したい場合は、
以下のようにコマンドを入力します。

% setenv XMODIFIERS @im=kinput2
% rxvt &
% kinput2 &

(例はcshでの場合です。)

kinput2はrxvtより先に起動しても後に起動しても構いません。
Shift + Space キーで日本語入力を開始する事ができます。
.Xresourcesを使ってinput methodの設定を行っている場合は
環境変数 XMODIFIERS は設定しなくても構いません。
他のinput methodを使用する場合は、上の例の"kinput2"の所を
使用するinput methodのコマンド名に置き換えて下さい。


5. 背景に画像を張り付ける

rxvtは背景にXPM形式の画像を張り付けることができます。
せっかくデスクトップの他の部分は派手でかっこいいのに、
何でrxvtだけ真っ白の背景なんだー! かっこ悪い!!
とお嘆きのあなたは -pixmap オプションを付けて起動するか、

(例)
% rxvt -pixmap ~/background.xpm

ホームディレクトリの .Xresources に以下のような感じで
書いておきましょう。

(例)
Rxvt*backgroundPixmap: ~/background.xpm

上の例の"background.xpm"の所は張り付けたい画像のファイル名に
置き換えて下さい。背景に画像を張り付けたら、foregroundの色と
backgroundの色を見やすいように変えておきましょう。
そのあたりの設定の方法はマニュアルをごらん下さい。


6. マニュアルには書かれていない .Xresourcesの設定

このportでインストールしたrxvtはマニュアルに書かれている
リソース以外にportに含まれているパッチにによって"inputMethod"と
"preeditType" の2つのリソースを設定する事ができます。
例えば、kinput2を使って、OverTheSpotスタイルで
日本語を入力する場合、ホームディレクトリの .Xresourcesに
以下のように書いておきます。

(例)
Rxvt*inputMethod: kinput2
Rxvt*preeditType: OverTheSpot

inputMethodには使用するinput methodを、preeditTypeには入力のスタイル
("Root"または"OverTheSpot"のどちらか)を指定して下さい。 
preeditTypeはデフォルトではOverTheSpotになっています。


7. 問題点

input methodが有効になっているrxvtの上でkillコマンドを使って
input methodを殺すと、 rxvtがエラーメッセージを吐いて
終了してしまう事があります。


8. その他いろいろ

このportに含まれているパッチは、京都大学の阪本さんのrxvt-2.4.4非公式patch
を参考にさせて頂きました。阪本さんには心より感謝致します。

現在、このportでインストールしたrxvtは kinput2 version2.0 fix4 と
VJE-Delta Ver 2.5 for Linux/BSD [FREE TRIAL VERSION] で
日本語の入力ができる事を確認しています。

また、このportに関するWebページは 
http://www.nobutaka.com/programs/rxvt.html にあります。
もし、このportに関するご意見などがございましたら、
nobutaka@nobutaka.com までお願いします。

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1998年11月6日                               萬谷 暢崇 <nobutaka@nobutaka.com>